マットレスの染み抜き方法は?
汚れの落とし方や染み取りの
注意点も紹介!
マットレスの染み抜きの方法を知っていますか?今回は、マットレスの染み抜きの基本手順や、〈汗・皮脂・おねしょ・血液・飲み物〉など汚れ別の染みの落とし方を説明します。時間が経過した染みへの対処や、使ってはいけない洗剤も取り上げますので、ぜひ参考にしてください。


(参考画像)
| マットレスの素材 | 水洗いの可否 | 染み抜きで気をつけること |
|---|---|---|
| ファイバー | 水洗いができる(製品による) | 製品によって耐熱性が異なるため高温は避ける、漂白剤(塩素系)やカビ取り剤は使わない |
| ウレタン (高反発・低反発) |
基本的に丸洗いに向かない(製品による) | 固く絞ったタオルで叩く、直射日光を避けて陰干しする |
| コイル (ポケット・ボンネル) |
丸洗いはできない | 内部の金属バネがさびるので濡らしすぎない、風を通す |
| ラテックス | 丸洗いや乾燥には適していない | 熱と紫外線に弱い、直射日光で硬化やひび割れが起きる |


3つ折りポケットコイルマットレス 両面仕様
マットレスの表面が乾いたように見えても、内部に水分が残っていれば数日後にカビが生えて、掃除前より悪い状態になることがあります。直射日光は避け、壁に立てかけて底面にも空気が通るようにしてください。扇風機やサーキュレーターは、風が当たる位置に置きます。
早く乾かすためにドライヤーを使う場合は、冷風を当てましょう。温風やアイロンの熱を当てると、素材が劣化するおそれがあります。十分に風を当て、内部までしっかりと乾燥させましょう。
マットレスに布団乾燥機を使えるかどうかについては、次の記事を参考にしてください。
マットレスに布団乾燥機は使えない?素材別に使えるかややり方を紹介!


(参考画像)
| マットレスの染みの見た目 | 汚れの種類 | 使うアイテム | 水の温度の目安 |
|---|---|---|---|
| 茶色い染み | 汗や皮脂の酸化 | 重曹 | 水〜40℃前後のぬるま湯 |
| 黄色い染み | 尿やおねしょ | クエン酸 | 水〜ぬるま湯 |
| 赤茶色の染み | 血液 | 酸素系漂白剤 | 水〜30℃以下のぬるま湯 |
| 輪の形の染み | お茶やコーヒーなどの飲み物 | 中性洗剤 | 水で薄めて使う |
| 黒い斑点 | カビ | 消毒用エタノール | 薄めず原液で使う |
マットレスに黒いカビを見つけた場合は、胞子を吸い込まないよう、マスクとゴム手袋を着用して作業を行いましょう。消毒用エタノールは引火性があるため、火気を避け、換気をしながら使用します。素材によっては変色することがあるため、目立たない部分で試してから使用してください。
ただし、エタノールには漂白作用がないため、黒い染み自体は残ります。カビは内部にまで根を張ることがあり、完全に取り除くことが難しく、再び繁殖するおそれもあります。カビが広範囲に広がっている場合や、自分で手入れをしてもにおいが取れない場合は、専門のクリーニング業者への依頼またはマットレスの買い替えを検討しましょう。
エタノールでマットレスのカビを取る手順
1.濃度70〜80%の消毒用エタノールをスプレーボトルに入れ、カビ部分に吹きかける
2.そのまま約1時間置く
3.お湯に浸したタオルで、こすらず叩くように拭き取る
4.ドライヤーで乾かし、風通しのよい場所で陰干しする
マットレスのカビの落とし方については、次の記事を参考にしてください。
マットレスのカビの取り方!エタノールや重曹などでの落とし方や予防法を紹介!


(参考画像)
| 洗剤・アイテム | 得意な汚れ | 作り方の目安 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 中性洗剤 | お茶やコーヒーなどの水溶性の汚れ | 水で薄めて使う | 洗剤分を残さないよう水拭きする |
| 重曹 | 汗や皮脂などの酸性の汚れ | 水100mlに小さじ1 | 粉を残すと生地を傷める、アルミや大理石には使わない |
| セスキ炭酸ソーダ | 重曹で落ちないべたつく汚れ | 水500mlに小さじ1 | 毛や絹、革を傷める、畳や白木には使わない |
| クエン酸 | 尿などアルカリ性の汚れ | 水200mlに小さじ1 | 鉄などの金属をさびさせる、塩素系と混ぜない |
| 酸素系漂白剤 | 色柄物にも使える色素の汚れ | 水2Lに大さじ1 (約15g) |
粉末は毛や絹、金属の付属品が付いたものに使えない |
| 消毒用エタノール | カビが気になる部分 | 薄めずそのまま使う | ニス塗りや革は変色する、火気を避けて換気する |
マットレスに使われることの多いウレタンやラテックスは、熱に弱い性質があります。ウレタンフォームは太陽光線に当てると変色し、ラテックスは紫外線に当てすぎると劣化の原因となるため注意が必要です。メーカーの多くは、生地や中材を傷めにくい陰干しを推奨しています。
どうしても日に当てるなら、シーツやカバーをかけて短時間にとどめましょう。なお、ダニは高温に弱く、60℃、1時間で死滅するとされていますが、天日干しだけではこの温度に達しません。日光に当てるだけでダニを死滅させるのは困難です。
マットレスの干し方については、次の記事を参考にしてください。
マットレスの干し方!種別に時間・頻度や干せない時の対処法も紹介!
マットレスプロテクターの役割は、寝汗や皮脂、飲みこぼしの水分をマットレス本体へ浸透させないことです。防水シーツは高い防水性を備えており、マットレスに水分が染みこむのを防ぎます。敷く順番は、マットレスの直上がマットレスプロテクターで、その上にベッドパッドを重ねるのが基本です。
マットレスプロテクターを洗う頻度は1〜2か月に1回が目安です。注意したいのは脱水時の扱いで、防水性のある繊維製品は水を通さないため洗濯槽に水がたまり、脱水時の異常振動で洗濯機を壊すおそれがあります。機種によっては防水性生地の脱水が禁止されている場合もあるため、製品と洗濯機の両方の取扱説明書を確認してください。
マットレスプロテクターの使い方については、次の記事を参考にしてください。
マットレスプロテクターとは?いらない?ベッドパッドとの違いや使い方を紹介!
シーツや敷きパッドなどの肌に触れる寝具には、寝汗や皮脂、ホコリが毎晩付きます。そのまま洗わずに使い続ければ、これらがカビやダニの温床になりかねません。シーツや敷きパッドは週に1回は外して洗いましょう。
汗の量が増える夏や梅雨は週1回を目安とし、肌が敏感な人はそれ以上の頻度で洗うと効果的です。ペットと一緒に寝ているなら、3〜4日おきにシーツや敷きパッドを洗濯すると安心でしょう。洗ったあとは脱水したまま放置せず、すぐに取り出して干してください。濡れたままだと、においやカビの原因になることがあります。
布団カバーの洗い方については、次の記事を参考にしてください。
布団カバーの洗い方は?洗濯頻度やコースは?ネットなしはNGかも紹介!
重いマットレスは床に下ろさず、ベッドの上で長辺を立てて壁に寄せます。マットレスが斜めになるように立てかけると、両面に空気が通りやすくなります。扇風機やサーキュレーターを使って、マットレスの下から上に向かって風を当てると内部の湿気を効率よく発散させられるでしょう。
重いマットレスは1〜2週間に1度、2〜3時間を目安に、ベッドから動かさず室内で立てかけて陰干しし、送風します。軽いマットレスは3日に1度を3〜4時間、ベッドから降ろして風通しのよい壁に立てかけて陰干ししましょう。脚付きマットレスは1か月に1度を目安にし、スプリングコイルは2〜3時間、ウレタンは3〜4時間乾かしてください。
立てかけにくいマットレスは、片側が持ち上がるようにマットレスとベッドの間に物を挟み、扇風機やサーキュレーターの風を当てて湿気を逃がしましょう。
布団やマットレスの敷きっぱなしについては、次の記事を参考にしてください。
布団やマットレスの敷きっぱなしはどうなる?カビ・ダニ対策と場所別の注意点を紹介!
A.2 マットレスを家庭で水洗いできるかどうかは、素材、構造および製品によって異なります。ファイバー製マットレスには水洗いに対応する製品が多くあります。一方、金属コイルを内蔵するスプリングマットレスは家庭での水洗いに適していません。
厚みのあるウレタンマットレス、低反発マットレスおよびラテックスマットレスも、基本的には家庭での水洗いを避けてください。ただし、水洗いの可否、洗濯時の水温、洗濯機や乾燥機の使用可否は、素材名のみでは一律に判断できません。洗浄前に、製品の洗濯表示および取扱説明書を確認してください。
マットレスをコインランドリーで洗えるかについては、次の記事を参考にしてください。
マットレスはコインランドリーで洗える?洗濯できない素材と洗い方を紹介!